石垣のお話し その1
2021年06月17日
各段、真っ直ぐに積まれた石垣。 機械作業がやり易いです。 でもよく見ると上から二段目だけは
初代爺さんは若くして目を患いました。 だんだん視力が落ちていく中、各段、曲がっていた石垣を真っ直ぐにする積み直し作業を、まだ若造だった親父としていたそうです。 で、最後の段、この石垣の途中まで来たところで「静男(親父)、おりゃ もう目の見えんざい (静男 俺はもう目が見えない)」と言って積み直しを諦めたそうです。 この話、私は知らずに生きてきまして、家内から数年前に聞きました。 こんな勝手の悪い田んぼですが、これを聞かされては荒らすわけにも手放すわけにもいきません。