美味しいものは手が掛かります 奈良漬け その1
2021年08月12日
5坪ほどの瓜畑から一輪車2台分と今年は大豊作!! 8月6日~8日、燃えるような日差しの中、収穫から漬け込みです。まずは瓜を二つに切り種を掻き出し塩漬けします。
重石を載せて2日間置くと水がいっぱい出て嵩はこんなに小さくなります。 水気を取るため半日干します。
そして漬け込み。
酒粕、瓜、砂糖、酒粕、瓜、砂糖・・・ 隙間なく漬け込みます。 ちなみにここで使用する酒粕は昨年使用したものです。 少なくとも一週間これに漬けて、それから食べる分ずつ今年度産の新しい酒粕に漬け直し、やはり一週間ほど漬け やっと いただきま~す!!
正倉院文書にも貢納品として瓜の奈良漬けが記されています。 昔は塩も砂糖もましてや酒粕はとっても貴重なものでしょうし、しかもこれだけ手が掛かる!! 超高級食品だったでしょうねぇ。 実はこの奈良漬け東京ドームで開催される国際キルト展並びにテーブルウェアフェスティバルの『喫茶うれしの』コーナーで『おにぎりセット』に添えていました。 保健衛生上おにぎりはドーム飲食部からの仕入れで、握ってからの時間経過もありあんまり評判は良くなかったのですが奈良漬けは「どこに販売してありますか、分けてください!!」と大好評でした。 今年は両イベントとも中止でした。 来年はテーブルウェアは開催されそうですが喫茶は開けません。 手間暇かけた美味しい奈良漬け、食べたい方は、、、 どうぞお越しください。