豪雨災害からの復旧 でも・・・
2021年08月24日
土砂崩れで閉ざされていた山の茶畑への道が復旧しました。 秋の管理作業も遅れることなく取り掛かれます。 いち早く作業いただき感謝です。
この現場は我が家から300mほどくねくね道を上がったところ。 復旧状況を見ようと畑(以前は畑)の中を突っ切る真っ直ぐな急こう配の道を上がって来ました。 本道の土砂はすべて除かれ、フレコンバッグの壁が守りを固めています。 これで安心して通れます!! まだユンボが通せんぼしていたため来た道を戻ろうとすると眼下には少し下って もう少し下って、今度は今年開いた我が家の畑から上方向を見ると
ご覧のようなうっそうとした荒地ばかり… この一帯を地元では『桑園』と呼びます。 3~4ヘクタールくらいはあるでしょう。 明治期に開墾され戦前までは一面の桑畑でした。 戦後、父らの世代によって茶畑に生まれ変わり『嬉野茶』の一角を担ってきました。 何枚、何十枚あったでしょう、段々畑が広がり、すべての畑に熱心に手が入っていたわけではありませんがそれでも新茶の時、GWにはじいちゃん ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、そして都会から帰省した珍しい加勢人さん、賑わったものでした。 ちょうど昭和の最後くらいまでの風景でした。 平成に入り次々に荒廃していきます。 今は3枚目の写真にある茶畑を作るF.S君と私の二軒だけです。 道路の復旧に安堵したのもつかの間、20~30年の間にすっかり姿を変え寂しい風景になった桑園を見て覚悟と決意を腹に飲み込んだ次第です。