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東京ドームテーブルウェアに出展していた2月頭には『この冷え込みなら新茶は平年並み』と読んでいたら…

せっかちな桜に煽られ平年より10日も早いスタートとなりました!!

摘んできた新芽は鮮度を落とさぬよう一刻も早く製造へ!!

まずは蒸して茶葉の酸化を止めそれから『粗揉機』に入り、100度の熱風の中、揉みながら水分を乾燥していきます。3台の粗揉機を通過した後には『重捻機』へ。　この機械は乾かすのではなく、十分な重しを掛けて粗揉機で揉み出せなかった茎の中の水分『芯水』を揉みだす工程です。

ここまでが来れば茶製造の8割は完了！　といった感じ。

あとは『若い茶師』に任せて私はまた茶畑へ。山の畑のかぶせ作業に向かいます。

で夜、新茶が出来上がりましたよ～!!

明日仕上げて一煎パックに詰め、来週中には全国津々浦々（大袈裟!!）皆様の元へご挨拶に伺います!!

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良質茶作りの『いろはのイ』かぶせ作業が始まりました。昨年より７日も早く!!

想像してください。１週間、ポンと飛んで翌週になることを。それほど切羽詰まったことなんです!!

とは言え動き出したらもう後へは引けず、小林夫婦も元気に初日から働いてもらっています。

かぶせるタイミングは

新芽が２枚ほど開き４~５センチに伸びた頃。７~10日間ほど8割くらいの光をカットした中で新芽が成長することにより新芽に含まれるうま味成分が光によって渋み成分へと変化するのを抑えます。

午前中で作業終了。

ネットをはぐ時には瑞々しい深緑の新芽が登場。すぐに摘んでその日のうちに製造を終え新茶デビューです!!

茶工場掃除や畑仕事に追われて、ついうっかり!!

お客様から『新茶セットの申し込みはまだか！？』とのご指摘!!

慌ててＨＰの設定変更。『新茶セット』のお申し込みも開始しましたよ!!

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昨年から何度もお話していますが７枚で２反（2,000㎡）の田んぼ！コンバインに乗って作業する時間と同じくらい四隅その他手刈りに時間を要します。おまけに今年は11号、14号と二つの台風にもまれ全部倒れています。

倒れが最もひどかった一部分は非常手段!!

草払い機で『めった切り』!!　こうしないと後日トラクターで耕運するときにロータリーに巻き付いてしまうので。

倒れていると夜露もなかなか取れず刈り取り作業は午後からしかできません。で、わずかな面積にもかかわらず3日掛けて収穫が終わりました。

コンバインの運転手になってみませんか!?

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函館で気をもんだ先の台風１１号、いくらかの影響はありましたがそれでも『良し』。

しかし今度の１４号は１１号より勢力は強く、おまけに直撃コース。

まだ鹿児島に上陸さえしていないのに朝からビュービュー!!

数日後には稲刈りの予定ですがご覧の通り。

この春植えた屋敷の幼園『セイメイ』は、北海道にいた一月の間に見事に成長しています。

『焼け石に水』かもしれませんが風の被害軽減に土寄せです。

畝間の土をスコップで株元へ。左２列は完了。まだまだ先は長い!!

国立茶業試験場時代の熊本に住む同級生からはこんな映像が

鹿児島枕崎の同級生に状況を尋ねると『風、雨、尋常じゃない！外を見るのが怖い!!』と。

こっちは今夜がピーク、備えだけは!!

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大浦のかぶせ作業終了。

来月３日から二番茶摘みスタートの予定。

畑も人間も一雨欲しい!!

そして『筍』にも一雨欲しい!!

ニンマリ顔でゲットした筍を運んでいますがやせっぽちの筍ばっかり。

うんっ⁉　小林さんのが大きい!!　羨ましい!!

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先月22日に茶摘みを始めました。それから日替わりの雨!!

これほどお天気に翻弄された新茶期は初めてです。

さらに写真に写る小林さん、二十年来  ご夫婦で働いてもらっていましたが昨年奥様が大病を、そして今年3月4日にはご本人が脳梗塞に。でもこうして奇跡の復帰をとげて働いてもらい始めましたが、やはりきつい労働、ふらつきを感じられリタイア。

雨にいたずらされ、小林さん夫婦には頼れず息子が就農して以来、これほどハードな新茶はありませんでした。

そんな訳でブログに向かう時間が取れず、ご無沙汰のご無沙汰、すみませんでした。

新茶の一日をご紹介します。　

最初の写真、埼玉から娘一家が帰省、早速孫たちは乗用茶摘み機に乗り込み茶摘みの『応援』!?

茶摘みの後はなるべく早く製造へ。

製造の最初の工程は『蒸』。

蒸機から出てくる茶葉はやわらかくてふっくらもちもち!!

この蒸工程が製造の最も重要な工程です。新芽の『芯』も『葉』も『茎』もしっかり蒸を通すことが重要。思うのですが茶の製造は『調理』だなぁと!!

ちなみに新芽がこの蒸機を通過する時間の長さによって『浅蒸』『標準蒸』『深蒸』と呼びます。が、では何秒以上がそれ！という基準はないのです。ここらへんもやってる私たちにも難しいことですが、お客様に説明するのはもっと難しいです!!

昨日が雨で摘めなかった分、今日は大量。家内も茶摘みに出ているため昼飯は

モチベーション下がりそうなじぃさんを励ましてくれるのはやはり孫ちゃん！

三角コーンでおどける妹。工場から家を覗くと

恐ろしや、小2の兄ちゃんは屋根のてっぺんに!?

翌日は山の茶畑の茶摘み。途中の展望台に寄り道。

孫たちも4日に帰りました。娘は発送に、婿殿は連日茶畑に、孫たちは元気の素に、活躍してくれました。

茶摘みは山の一日を残すのみ。でも仕上げや発送、二番茶に向けての管理など激務は続きます!!

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今日は11日、かぶせ作業を始めました。

昨年は5日からかぶせを始め12日に茶摘みがスタート。でもこれは史上最速。

今年が平年並みです。

今日かぶせたのは大浦茶園の一割ほど。新芽の生育から見るとかぶせるにはまだちょっと早いのですが今週はお天気が芳しくない予報。前倒しの作業です。これからまさに天気予報とにらめっこの毎日です!!

一番最初のこの分は23日あたりに摘む予定。令和4年新茶のお便りに添えるサンプルのお茶としてお得意様に味わって頂きます。

丸２日を掛けて茶摘み、製造、仕上げ、袋詰め、封筒に入れて発送、３千通ほどお配りしたら、それからいよいよ新茶の本格稼働です。

ウクライナのことを頭に思い浮かべることもなく仕事漬けの日々になるかと思うと申し訳なく重たい気持ちにもなります。ただただ一日も早い平穏を祈ります。

屋敷の畑、先月５日植えた『セイメイ』にも親葉の下、新芽が!!　　

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前回8日の『孫紹介ブログ』以来 黙りこくっていましたが、決してコロナ感染でもなく、恐れて引きこもっていたわけでもありません。

やることは一杯あって、でもやってる最中に写真撮ったりするひと手間がおろそかになり…　なかなか投稿できず…　ごめんなさい!!

溜めていたものをご紹介します。

まず１０日ほど前に行った『中島建設・左官事業』から。

写真下、昨年の８月の大雨で傷んだ農道の修復です。　道の上り方向左側、雨に浸食され、ひどい所では幅７０㎝、深さ８０㎝程えぐれてしまいました。

まずは頭から拳ほどの大きさの石をその溝に入れて埋戻し、その上に砂利を入れて均します。

そしてコンクリート打ち。　どうでしょう、素人にしてはボチボチでしょう!?

次は本業の茶。　３月頭に植える予定の屋敷改植園の栽植床作り。

まずは２度目の耕運。　

翌日は－４℃!!　耕運したことで水分が上がり真っ白に。　

だいぶ畑らしくなったでしょう。

それから1.8ｍ間隔で線を引きその線状に溝を作ります。　

その溝に堆肥とリン酸肥料を施します。　

そして深耕。　

ここに植える茶苗がすくすくと育つようにふかふかの『土』を作ってあげます。　

このまま土と堆肥が馴染むまで一か月ほどおいといてまた耕運し、マルチを張っていよいよ植え付けとなります。

すべての作業が出来る限り土が乾燥した状態で取り組むことがベスト!!　だから天気予報は最も重要な情報であり、『明日は崩れる』恐れがあればオーバーヒート寸前まで働くこともあります。

中島大工もご覧ください。もう6年前に立てた小屋です。

設計図（簡単なものですが）を書き、コンクリートを打ち、基礎を立ち上げ、うちの山から木を切り出し、『材木』加工は製材所に頼みますが、出来た木材を柱、梁、桁にカット、加工するのは私。

そして組立て屋根張って、すべて息子と二人で作った小屋です。

現在は様々な農具を仕舞っています。

茶、稲はもとより土方、左官、大工、etc…

あくまで素人ながら『自分でやれる!!』

それこそ『百姓』のプライドです。

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お茶で遊んでるわけではありません！　　７種類の品種、大小４２枚の畑から生まれた新茶。　人と同じく味、香り、水色など様々な個性があり、ぶつかり合わないように、それぞれが活きていくようにブレンドする作業が『合組』です。　

これと決めたお茶数点を順番に均一に積み上げていきます。

積み終えたら少しずつ混ぜ合わせながら袋に詰めていきます。　上下は崩す時に混ざりますが、大切なことは中心部と端の部分とを意識して混ぜ合わせること。　お茶に限らずピラミッド状に積み上げると必ず粒子の多きいものが外側に来て細かいものが中心に寄りますからね。

今日は『八十八夜』、『茎入り茶』、『粉茶』など７種類のお茶合計１．２トンほど合組しました。　

こうして一年間通販で販売する分、それと秋の名古屋『やきものワールド』、年明けて１～２月東京ドーム『国際キルトフェスティバル』『テーブルウェアフェスティバル』３イベントで販売する分を確保するわけです。

クゥ～　それにしても腰が痛い!!

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４月１２日最速で始まった新茶も今日（５月３日）やはり最速で終了!!

遡ること４０年、私が就農当時は４月最下旬にスタート、５月２０日過ぎまでやっていましたが、年々早くなっていきます。　早生種の栽培面積が増えたこと、茶工場の処理能力も摘み取りのスピードも格段に上昇したことも理由のひとつでしょうが見逃せないのは、やはり『温暖化』でしょう。

一応 　自己紹介を！　左より４代目佳祐、私、なくてはならぬ助っ人小林夫妻、そして家内、甘んじてカメラマンに徹してくれたのは姉、昨年に続き孫ちゃんの応援は叶わず…　でした。

飯食う間も寝る間もなく働いてみんな『げっそり』⁉⁉

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