中島緑茶園

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自由極まりなし 深耕

2021年09月02日

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9月1日、昨日までの猛暑が一転、若干湿りはあるものの心地よい風の中、今日の作業は『深耕』。 

30㎝フォーク状の鍬で深く土を耕すことによって踏み固められた土を起こし酸素を供給、また根を切ることにより新しい細根の発生を促します。 昭和の頃まではどこの畑でもなされる作業でしたが近年のように極端な天候では、例えば深耕の前後が干ばつであった場合この作業は茶の生育に悪影響となります。 それに農家の経営面積が拡大したので、このまどろっこしい作業は敬遠されがちです。 なにせ毎分5~6mくらいしか進みませんからねぇ。 

列に入れてやれば両サイドは茶の木に支えられるので勝手に『深耕機』がやってくれます。 昨日午後3時くらいにスタートして只今10時、今日いっぱいは物言わぬ深耕機とデートでしょうなぁ…  夢想、妄想、回想、追想、瞑想… 私の頭は自由極まりなし!!  ところでこの『深耕機』ずいぶん年季が入っているでしょう。 家内と同じ年季、昭和61年、恥ずかしながら彼女の持参金で買いました。 たしか37万くらいでしたか⁉ 当時の私達には車を買うほどの思い切った買い物でした。 昔の機械と家内は丈夫です!!

よく覚えていませんが、最後の一列になって操縦ミス。 深耕機もろとも7mほど下の畑へコロコロころりん!! どんな話にも『落ち』はつきものですね!!

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こんな時代となりました

2021年08月25日

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豪雨災害からの復旧 でも・・・

2021年08月24日

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土砂崩れで閉ざされていた山の茶畑への道が復旧しました。 秋の管理作業も遅れることなく取り掛かれます。 いち早く作業いただき感謝です。 

この現場は我が家から300mほどくねくね道を上がったところ。 復旧状況を見ようと畑(以前は畑)の中を突っ切る真っ直ぐな急こう配の道を上がって来ました。 本道の土砂はすべて除かれ、フレコンバッグの壁が守りを固めています。 これで安心して通れます!!  まだユンボが通せんぼしていたため来た道を戻ろうとすると眼下には少し下って もう少し下って、今度は今年開いた我が家の畑から上方向を見ると

ご覧のようなうっそうとした荒地ばかり… この一帯を地元では『桑園』と呼びます。 3~4ヘクタールくらいはあるでしょう。 明治期に開墾され戦前までは一面の桑畑でした。 戦後、父らの世代によって茶畑に生まれ変わり『嬉野茶』の一角を担ってきました。 何枚、何十枚あったでしょう、段々畑が広がり、すべての畑に熱心に手が入っていたわけではありませんがそれでも新茶の時、GWにはじいちゃん  ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、そして都会から帰省した珍しい加勢人さん、賑わったものでした。 ちょうど昭和の最後くらいまでの風景でした。 平成に入り次々に荒廃していきます。 今は3枚目の写真にある茶畑を作るF.S君と私の二軒だけです。 道路の復旧に安堵したのもつかの間、20~30年の間にすっかり姿を変え寂しい風景になった桑園を見て覚悟と決意を腹に飲み込んだ次第です。 

 

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1,000㎜の雨の翌日

2021年08月15日

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五日ぶりに見る青空、セミの声…  昨日までのことが嘘のよう!! 

『嬉野』がテレビからこれほど流れたのは初めてでは⁉ 11日の降り始めからの雨量は4日間で1,000㎜を超えました!! 朝から何度も何度も『嬉野』。 

本当によく降り続きました。 今日は雨の被害はないか茶畑の点検です。 数カ所回って、ここは今年植えた幼木園。 風雨によりはがれたマルチの手直し。今のところ大した被害はなし!! 1,000㎜と言えば年間降水量の半分近く。 これがわずか4日間で降ったのですが、途中の道もすでに乾き、移動中、四方を見回してもほとんど被害なし。 素人の勝手な想像ですが当地は空梅雨でした。 そして梅雨明け以降からっからの猛暑日が続きました。 もともと土壌水分が極めて少なく、土が保持できる水の量が多かった、だから1,000㎜でも被害が目立たなかったのでは!? あくまで素人考えです!

しかしそうは問屋が卸さない。 今日最後に回った茶畑は畑直前の道が

右側は法面が崩れ左側は雨水にえぐられ、舗装も見ての通りバリバリ。 軽トラックだったので登って行きましたがダンプに乗用摘採機積んではとても登れるのもではありません。 さて、どうしたものか・・・

 

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戻り梅雨!?

2021年08月13日

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美味しいものは手が掛かります 奈良漬け その1

2021年08月12日

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5坪ほどの瓜畑から一輪車2台分と今年は大豊作!! 8月6日~8日、燃えるような日差しの中、収穫から漬け込みです。まずは瓜を二つに切り種を掻き出し塩漬けします。  

重石を載せて2日間置くと水がいっぱい出て嵩はこんなに小さくなります。 水気を取るため半日干します。

そして漬け込み。

酒粕、瓜、砂糖、酒粕、瓜、砂糖・・・ 隙間なく漬け込みます。 ちなみにここで使用する酒粕は昨年使用したものです。 少なくとも一週間これに漬けて、それから食べる分ずつ今年度産の新しい酒粕に漬け直し、やはり一週間ほど漬け やっと いただきま~す!! 

正倉院文書にも貢納品として瓜の奈良漬けが記されています。 昔は塩も砂糖もましてや酒粕はとっても貴重なものでしょうし、しかもこれだけ手が掛かる!! 超高級食品だったでしょうねぇ。 実はこの奈良漬け東京ドームで開催される国際キルト展並びにテーブルウェアフェスティバルの『喫茶うれしの』コーナーで『おにぎりセット』に添えていました。 保健衛生上おにぎりはドーム飲食部からの仕入れで、握ってからの時間経過もありあんまり評判は良くなかったのですが奈良漬けは「どこに販売してありますか、分けてください!!」と大好評でした。 今年は両イベントとも中止でした。 来年はテーブルウェアは開催されそうですが喫茶は開けません。 手間暇かけた美味しい奈良漬け、食べたい方は、、、 どうぞお越しください。

 

 

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出来のいい子もそうでない子も!!

2021年07月29日

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丸坊主から63日

2021年07月12日

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改植作業スタート

2021年07月05日

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