中島緑茶園

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雨 あめ ふれふれ!!

2021年06月12日

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今月に入りお天気に恵まれ二番茶が昨日(11日)終了。 二十年前なら今頃始まっていたのに、驚くべき早さです!! で今日は『曇り時々雨 降水確率80%』を信じて田んぼに水張り、代掻きを予定。

田んぼは家の裏に大小7枚、、、 いや、小と極小の7枚。 7枚で二反(2,000㎡)。 嬉野でも基盤整備された圃場なら1枚で三反あります。 我が家の田んぼは本当に手がかかります。

 

田んぼの水はこの幅1メートルにも満たない小川が唯一の水源!まだ水量はちょろちょろながら『曇り時々雨 降水確率80%』なら、そのうち流れも多くなる、はず!? 写真のように3カ所に堰を設けていざ取水。 

次は暗渠に栓をします。

見難いでしょうか⁉ 石垣の根、深さ50㎝位に暗渠があります。 棚田は石垣の根に地下水がしみ出てきます。 秋に田んぼの水を落とす時、この暗渠が活躍! 石垣に沿ってず~っと溝を掘り、この暗渠に向かってしみ出た水を排出するわけです。 暗渠がなければ土が乾かず、練ってコンバインなんて入れられません。

話を戻し、今は水を溜めるとき。 写真下部、暗渠に栓をするとすぐにしみ出た水が溜まります。 そこに堀出した時の土を半分ほど戻し、足で水と『こね』、くれぐれも隙間ができないようにしっかり栓をします。 そしてその上に平石を置きます。

この石の役目、分かりますか!? トラクターを入れたときタイヤが沈み込まないよう『盤』の代わりです。 この上に残り半分の土を戻し暗渠が秋まで閉じられます。 

暗渠4カ所を閉じ、この時点で時計は11時。 雨は!?

それにしてもこの暗渠いったい何時、誰が作ったんだろう!? 誰がって、その頃に『〇〇建設に頼んだ』 はずはなく… もちろん初代爺さんかなぁ!? ユンボもない時代にとんでもない土木作業。 おそらくは棚田を作ると同時の作業だったろう。 土木作業も毎年の米作りに費やす労力と知恵も、今更ながら凄いことです!!

あれっ、雨は!? 

結局、今日は丸一日かかって代掻きが済んだのは上から2枚。

『ひまわり』の嘘つき~~

 

 

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庭木よ 永遠なれ!!

2021年06月04日

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今日6月4日は昨日来の雨が残り二番茶はお休み。 しばしの休息、庭に目をやれば新茶前に強めの選定をした 山茶花に新芽が、 良かった~!!

ここ数年、病気が入り短い周期で葉を着けては落葉の繰り返し。 『清水の舞台から…』の想いで強めの選定をしたのが3月中旬。 根本の幹は直径が20㎝以上あり、これも私より長く生きていることは確実。 ここで終わらせては山茶花にもご先祖様にも申し訳なく!!

ところで『中島緑茶園について』のコーナーで写真を3枚載せました。

1937年 昭和12年

1951年 昭和26年

2020年

お気付きでしょうか⁉  同じ背景、庭です。 シンボルツリーの樫の木、前方のツゲ、そのほかの木も時の流れとともにボリュウムを増しています。 当然と言えば当然ながら、庭の歴史はわが家の歴史! 枯らすわけにはいきません。 

ついでにお話しします。 古い2枚の写真はわが家のアルバムに存在しません。 上段の写真右端前の少年、中断の写真左端の青年は同一人物、親父の末弟さんです。 『中学卒業と同時に東京へ行くことになりこっそりアルバムから抜き取って行った』と伯父からの言葉。 初めて見せてもらったのが3年ほど前。 意味不明に泣けてきました。 その時の心境は今もよく分かりません・・・。

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てっぽうむし

2021年05月30日

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筍の復讐

2021年05月29日

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二番茶、かぶせ作業

2021年05月27日

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待ちきれず4:30起床

2021年05月22日

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笹の葉ぱーらぱら

2021年05月21日

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丸刈り

2021年05月10日

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コロナでヤケクソになったわけではないですよ!! 『中刈り』という作業です。 

かまぼこ状の茶の畝を、最高点で50㎝位まで刈り込む、まさに丸刈りして丸坊主にしてしまいます。 茶樹の背丈が高くなると管理作業がやりにくくなり、また途中の枝の部分がどんなに成長しても葉っぱを収穫する茶栽培にはマイナスはあってもプラスにはなりませんから!! 

昔は防風や目かくし兼自宅用のお茶を取るため、お茶の木は垣根として広く栽培されていました。 地域を選ばず、場所を選ばず、恵まれた環境でなくても辛抱強く育ち、強い刈込をしてもすぐに再生する!! お茶の木は本当に根性があります!! 

丸坊主になりましたが7月下旬にはすっかり緑に覆われ、それにハサミを入れて芽を揃えていくほどになっていますよ!!

ところで、この作業はJA の職員さんが機械も持ち込んでやってくれます。 もちろん有料ですが、こんな高性能大型機械を個人で買えるわけもなく! 

ちょっと画面が暗くせっかくの良い男がうまく映ってなくて残念!! 本日作業を請け負ってくれたのはJA職員のSI君。 彼のお父さんも元JA職員さん。 且つこの親子は私の行った静岡の国立茶業試験場の先輩後輩。 

嬉野にはこの国茶の卒業生がたくさん(正確な数字はわかりませんが恐らく3~40人?)。 小さな産地ゆえ同じ釜の飯を食った絆はより強く、国茶出身者は茶産地の多くの県に存在しますが、佐賀県ほど結びつきの強い県は他にはないと断言できます!! 

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茶畑の散髪

2021年05月02日

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