丸坊主から63日 2021年07月12日 その他 大浦、道上の茶畑。 5月10日に丸坊主 40日目、裾の方から新芽が。 そして63日目(7月12日)が一番上の写真です。 茶の再生力ってすごいでしょ!! あと10日後くらいにハサミを入れて不揃いの芽を刈り揃え、そこからいよいよ来年新茶の親葉を作っていきます。 と言っても私が作るのではないですね、茶の木が自分の力で再生していきます。 ついでに田んぼも! 6月10日田植え 点にしか見えない苗が今は もう空は映りません!! …続きを読む
改植作業スタート 2021年07月05日 その他 ユンボの操縦は楽しい!! ちっちゃな子が「グゥ~」っとエンジン音を真似ながらおもちゃを動かす、まさにそれと一緒です!! 今年度の改植作業(茶樹の植え替え作業)は自宅の南側、嬉野こども園との間の茶畑です。 抜根作業がやり易いように半月ほど前に丸坊主に刈落としています。 二階建てのそれがこども園。 笑い声、泣き声、歌声が毎日聞こえて、作業していると手を振ってくれたり声を掛けてくれたり。 元気をもらいます。 子供と言えば、、、 上の写真の右上の方に石というか岩というか塊が見えます。 近くによると これ。 二十年以上も前でしょう、我が家の子供たちも小さい頃、友達が遊びに来てて、みんなでこの石に乗っかり遊んでいました。 で、私が「こらっ、降りらんか!! これは先祖の墓ぞ!! うちは遠い昔 王様で、そんでこの石がいわゆる古墳たい」 一同「シ~~ン」!! みな信じていました。 …続きを読む
ますます元気 我が家の生き字引 94歳なり!! 2021年06月24日 その他 電気屋のおばさん、94歳。 「化粧しとっとじゃなかね⁉」 「いんにゃ な~もしとらん!」 最初に交わした言葉。 一年以上特養ホームに入所している叔母が久しぶりにご自宅に一時帰宅の連絡を受け、さっそく会いに行きました。 父の兄弟姉妹7人のうち4人はすでに亡くなり3人はお元気! 今のうちに昔の我が家のことを聞いておこう!との思いから。 正直、歳が年だけに… と心配していましたが、なんのその!! ほっぺなんてつやつや!! 耳も良し、声も太く、おしゃべりも軽やか!! 帰り際には「いらぬ心配を頂き申し訳ありません!!」と親愛の皮肉がグサリ! 大笑いで帰路に。 もちろん叔父たちの若い頃のお話し、田んぼのこと、庭木のこと、いろいろ聞けました。 おばさんありがとう!! 家は目の前、坂道に来た時、少しかすんだお月様がきれいで 明日も晴れ、暑くなるなぁ。 …続きを読む
犯人はかにです その2 2021年06月24日 その他 田植え後、毎朝の仕事は『田回り』、田んぼの水の確認です。 3段目の田んぼ、足跡が水面を破っています。 異常あり!! 田んぼの周囲を確認すると、最初の写真、石垣の根に1カ所水漏れ発見、カニです。見たわけではありませんが… 早速修復です。 水面近くまで顔を落とすと無数の黒い点!? よく見れば動いています。 おたまじゃくしの赤ちゃんです!! 画像およそ1㎡の中に219匹(アバウトです!!) 夜な夜なの大合唱、こうして実を結んでいるのですね!! ああ~ カエルに比べて我が家の息子どもは… …続きを読む
丸刈りから40日 2021年06月19日 その他 このところ田んぼの話が続きましたが、それもひと段落。 今日は大浦の道上の茶畑に草取りです。 覚えています⁉ この茶畑、40日前に丸刈りにしました。で、今日、あの日から40日目が上の写真、裾の方から新芽の緑が少しずつ。 次の写真では『骨(枝)』はほとんど見えないように緑に覆われていますよ!! さて、気温も上がりたくさん雨も降り、これからは草との戦いです。 人の手がたよりの地味な作業。 『悟りの境地を目指し』腰の痛みと戦います!! …続きを読む
石垣のお話し その2 2021年06月17日 その他 刻まれた『百四十三』の文字、見えますか⁉ この石、実は田んぼの石垣の中。 カーブした先の中段あたりの四角い大きめの石です。 何年も田んぼやってて気付いたのはつい最近。 草払いしてて、あれ、もしや文字!? で調べました。 これは『番号境界石』と呼ばれるものです。 『日本中を見ても、本藩と支藩との領地の境にこれほど多くの境界石を置いている例はない。 多いが故に歴史的意味、価値が見逃され、道路の下に埋められたり、石垣石に利用されたり、現在確認されているのは僅かである』というような文献もありました。 良かった! 爺さんが文化財保護法で訴えられるんじゃないかと心配しました。 …続きを読む
石垣のお話し その1 2021年06月17日 その他 各段、真っ直ぐに積まれた石垣。 機械作業がやり易いです。 でもよく見ると上から二段目だけは 初代爺さんは若くして目を患いました。 だんだん視力が落ちていく中、各段、曲がっていた石垣を真っ直ぐにする積み直し作業を、まだ若造だった親父としていたそうです。 で、最後の段、この石垣の途中まで来たところで「静男(親父)、おりゃ もう目の見えんざい (静男 俺はもう目が見えない)」と言って積み直しを諦めたそうです。 この話、私は知らずに生きてきまして、家内から数年前に聞きました。 こんな勝手の悪い田んぼですが、これを聞かされては荒らすわけにも手放すわけにもいきません。 …続きを読む
高性能5条植え 2台 2021年06月17日 その他 本当の『さなぼい』は今日です。 機械の植えることができない石垣の根や四隅は高性能5条植え。 もちろん『人間の5本の指』。私と家内の『2台』。 超旧式といえど田植え機は1台、半日でほとんどを植えましたが、高性能5条植えは『2台』で、半日かかってやっとすみっこを。 手がかかるんです、棚田は!! 『石垣の根っこ、ケチくさい そんなとこ植えなくてもいいのに!!』と聞こえてきそうですが、ケチで植えてるわけではありません。 秋、水を落とす時この列のすべての株を根っこごと(土もつけて)抜いて石垣と反対側へ。 そうすると石垣の下には平行に溝ができます。 この溝を『よけ』と呼びます。 この溝にしみ出てきた地下水が溜まり、例の暗渠へと流れていくのです。 うまくできているでしょ。 でも植えるも抜くもすべて人の手です。 …続きを読む
さなぼい(早苗饗 さなぶり) 2021年06月15日 その他 早苗饗とは田植えが終わって 田の神を送る行事、またはその時に行う飲食の行事のことをいいます。 なまって当地では『さなぼい』。 上の写真、最後の一枚の田植え。 なんか『昭和』って感じでしょ!? この田植え機40年近くになるでしょう。 いまどき2条植えの歩行型なんてねぇ。 でも『食べる分+10万円』なんで! だいじに使わないと!! なお私が濡れているのは汗だけではありません。 予報よりずいぶん早く 降り出した雨。 欲しい時には降らず… 田植え終了!! さて、さなぼり御馳走にありつけるかなぁ!? …続きを読む
犯人は カニです 2021年06月14日 その他 やっとの思いで溜めた水が… 一番上の田んぼが一晩のうちに干上がっています。 写真右側、コンクリートブロックの右に小川、左に溝と田んぼ。 こちらの地方ではこの溝のことを『よけ』と呼びます。『よけ』の奥の方で小川より取水、手前で小川へ排水。 『よけ』は秋にはしみ出てくる地下水を排出する役目、今から稲の生育期には、水が田んぼに入るまで、わずかな時間でも、冷たい山水を温め稲の生育を助ける働きをします。 写真上、その『よけ』の排水栓がほがされ(穴を開けられ)水が抜けています。 犯人は カニです。 犯行を目撃したわけではありませんが、『夜、人々が寝静まるころ侵入し犯行に及ぶ』と親父から教えられました。 見たわけではありませんが… てなわけで早速修復作業。 そして取水口を全開に。 ネコの額ほどの田んぼ、半時間もすれば逆さ画像が映るほどに。水のある時期はいいのですが夏場干ばつ時にはカニ(見たわけではありませんが)は恐ろしい存在です。 排水口は10カ所以上、その他いたる所が狙われます。 これからず~~っと、水を落とす9月半ばまで、カニ(見たわけではありませんが)とのいたちごっこです。 …続きを読む