今月に入りお天気に恵まれ二番茶が昨日(11日)終了。 二十年前なら今頃始まっていたのに、驚くべき早さです!! で今日は『曇り時々雨 降水確率80%』を信じて田んぼに水張り、代掻きを予定。
田んぼは家の裏に大小7枚、、、 いや、小と極小の7枚。 7枚で二反(2,000㎡)。 嬉野でも基盤整備された圃場なら1枚で三反あります。 我が家の田んぼは本当に手がかかります。
田んぼの水はこの幅1メートルにも満たない小川が唯一の水源!まだ水量はちょろちょろながら『曇り時々雨 降水確率80%』なら、そのうち流れも多くなる、はず!? 写真のように3カ所に堰を設けていざ取水。
次は暗渠に栓をします。
見難いでしょうか⁉ 石垣の根、深さ50㎝位に暗渠があります。 棚田は石垣の根に地下水がしみ出てきます。 秋に田んぼの水を落とす時、この暗渠が活躍! 石垣に沿ってず~っと溝を掘り、この暗渠に向かってしみ出た水を排出するわけです。 暗渠がなければ土が乾かず、練ってコンバインなんて入れられません。
話を戻し、今は水を溜めるとき。 写真下部、暗渠に栓をするとすぐにしみ出た水が溜まります。 そこに堀出した時の土を半分ほど戻し、足で水と『こね』、くれぐれも隙間ができないようにしっかり栓をします。 そしてその上に平石を置きます。
この石の役目、分かりますか!? トラクターを入れたときタイヤが沈み込まないよう『盤』の代わりです。 この上に残り半分の土を戻し暗渠が秋まで閉じられます。
暗渠4カ所を閉じ、この時点で時計は11時。 雨は!?
それにしてもこの暗渠いったい何時、誰が作ったんだろう!? 誰がって、その頃に『〇〇建設に頼んだ』 はずはなく… もちろん初代爺さんかなぁ!? ユンボもない時代にとんでもない土木作業。 おそらくは棚田を作ると同時の作業だったろう。 土木作業も毎年の米作りに費やす労力と知恵も、今更ながら凄いことです!!
あれっ、雨は!?
結局、今日は丸一日かかって代掻きが済んだのは上から2枚。
『ひまわり』の嘘つき~~
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